沖縄県大宜味村(おおぎみそん)のシークヮーサーは「酸っぱいは成功のもと」体にいいことだらけ!

今回、紹介するのは沖縄県国頭郡大宜味村のシークヮーサーの果汁の2品です。まず、大宜味村押川ののどかな自然のなかで丹精込めてつくられた「押川シークヮーサー」は、果汁100%で、飲料には5〜8倍に薄めていただきます。

続いて、「シークヮーサー酢SKS+S」は、果汁にはちみつ、きび砂糖などが原材料含まれ、こちらは5倍に薄めていだだきます。大宜味村の地域活性化を願い、村の中学生達が授業の中で商品開発からパッケージデザインまで手掛けた思いのこもった商品です。

沖縄の特産物シークヮーサー

沖縄の特産物シークヮーサーは、ミカンやオレンジ、グレープフルーツなどの柑橘類と違って、そのものを生で食べるというより、薬味や風味付けのために用いられることの方が多い、ゆず、かぼす、すだち、ライムなどと同じように生食に向かない香酸柑橘類です。

近年、その栄養成分の凄さが注目され、スーパーフードの仲間入りをしています。しかし、まだまだ認知度が低いのが残念です。

日本では鹿児島でわずかにつくられていますが、ほとんどが沖縄で栽培され、シークヮーサーのシーは「酸」、クヮーサーは「食わせるもの」で「酸を食わせるもの」という意味があるのです。これは、「酸っぱいものを摂取しよう!」という沖縄ならではの普段からの健康意識のあらわれなのでしょう。

沖縄の代表的な栽培地は、北部の国頭郡大宜味村(おおぎみそん)が全体の5割を越え、これは大宜味クガニ (クガニとは黄金の意味)と呼ばれています。続いて名護市勝山の勝山クガニが2割、国頭郡本部町伊豆味の伊豆味(いずみ)クガニが1割強になります。

長寿の里、大宜味村

大宜味村は長寿の里と言われ、現在大宜味村の総人口はおよそ3,500人のなか、90歳を越える長寿者が80人いるそうです。彼らは畑仕事をしたり、村の行事やボランティア活動など社会と関わり「生きている限り現役」と活動を続けておられるのです。さて、彼らはシークヮーサーを日常的に摂取するばかりではなく、果汁は昔から芭蕉布の洗濯やシミ抜きに使われていたことなど、先達の知恵を伝えてくれています。

海外での人気が増しているシークヮーサー

沖縄のシークヮーサーは例年4000tが全体での収穫量ですが、今年は台風の影響で3400t。例年になく品薄です。また、近年海外での人気が増していることもあり、供給量よりも需要が上回った年となりました。
海外では特にアジアの台湾、香港、シンガポールからのオーダーが多く、また、フランスやオランダへも輸出しています。
その人気の秘密は?
台湾を例にするとよくわかります。台湾には四季橘(カラマンシー)という似た柑橘の果実がありますが、なぜ、沖縄のシークヮーサーが人気かというと、シークヮーサーの果皮には四季橘より「ノビレチン」の量が数倍から数十倍も含まれているからと察します。
それでは、健康維持のため有用なさまざまな効果があるとわかり、熱い視線がそそがれているノビレチンを説明します。

「ノビレチン」とは?

「ノビレチン」はフラノボノイドの一種で、ミカン科の果皮に多く含まれていますが、温州ミカンと比べると香酸柑橘類には10倍以上のノビレチンが含まれていることがわかっています。
ノビレチンには「血糖値上昇制御」「脂質代謝改善(肥満)」「肝機能障害の改善」「抗がん制御」「排尿障害の改善」「睡眠障害などの改善(体内時間の調整)」「メラニン合成阻害の改善(美白)」などがあると研究され、その体内吸収に優れたその効果を知る人は年々増えていないわけがありません。

では、ノビレチンの効果が周知されるまでの歴史を紐解きます。

20年以上前に東京薬科大学の名誉教授、指田豊氏の研究でシークヮーサー由来のノビレチンに血糖値上昇制御作用があると報告され、その後も抗がん制御など研究成果が発表されました。

2000年に入ると沖縄農業界で研究が頻繁になり、2015年に沖縄リサーチセンターと琉球大学教育学部照屋俊明教授によってシークヮーサーの搾かすからノビレチンの含有率60%以上の高純度粉末を製造する技術が開発されたのです。

このイノベーションによって、それまで高価だったものが低価格でつくれることになり、多彩な効果も再び注目され、シークヮーサーの大宜味村も活気づいたわけです。
しかし、農業従者が減少している日本、沖縄も高齢化しており、なかなか生産量が増えないというのが現実なのです。
生産量は4000tあるうち輸出量が1200t。残りの2800tを日本の人口1億2000万人に供給するとなると、一人あたり23g(約2個)で果汁にしたら約8mlとほんのわずかですので、大宜味村のシークヮーサーがいかに貴重かというのをお分かりいただけますでしょうか?

さて、シークヮーサーをといえば、泡盛や焼酎で割ったり、ソーダ水に混ぜるのがポピュラーですが、今回は押川シークヮーサーをつかってサラダドレッシング、そして揚げ物にたらしたり、またバレンタインという時期的なことありチョコレートもつくってみました。

「シークヮーサー・ドレッシング」

ドレッシングの材料とつくり方:押川シークヮーサー果汁50ml、醤油小さじ1、塩少々、黒こしょう少々、オリーブオイル大さじ2。つくり方は材料をまぜるだけ。

「だし醤油長芋とレタス、トマト、豆のいろいろサラダ」

サラダの材料:キュービーの袋入りレタスのサラダ 同じく市販されているサラダクラブのサラダのごちそうトッピング豆づくし だし醤油長芋 ミニトマト。つくり方:サラダも盛り付けをするだけ。このサラダの美味しさは、だし醤油に浸かった長芋のシャキシャキ感とシークヮーサーの酸味の相性のよさで、体が身震いするほど酸っぱくて、爽やかさはなかなかのものです。

「カマスとタコのフリット、焼塩とシークヮーサーで」

材料とつくり方:実は昨晩お刺身で食べたカマスとタコが残っていたので、小麦粉をまぶしてさっと揚げました。シークヮーサーはレモンと比べると酸味が強く太陽のパワーを感じますね。ちょっと焼き塩をかけました。

「シークヮーサーチョコレート」

材料:板チョコ80g、「シークヮーサー酢SKS+S」果汁60ml、メープルシュガー大さじ2。
つくり方:板チョコを60°のお湯で湯煎して、溶けたところで「シークヮーサー酢SKS+S」果汁とメープルシュガーを投入し、かなりまぜまぜし、のちハート型の容器に入れました。


シークヮーサーをたっぷり使ったチョコ、これは、ひらめきでつくりましたが、甘味と酸味のハーモニーがよろしく、後味もさっぱりでかなりうまくいったと思っています。やはり「酸っぱいは成功のもと」でした。

文:松木直也

(商品スペック)

大宜味村産押川シークヮーサー
販売価格:1,620円(税込)

・名称:シークヮーサージュース(ストレート)
・原材料:シークヮーサー
・内容量:500ml
・賞味期限:2021年6月20日
・保存方法:直射日光を避けて常温で保存してください。
      開封後は冷蔵庫に入れてお早めにお召し上がり
      下さい。
・販売者:シージュース株式会社
     沖縄県国頭郡大宜味村汐屋538番地

シークヮーサー酢 SKS+S
販売価格:1,296円(税込) 

・名称:清涼飲料水(シークヮーサー酢)
・原材料名:シークヮーサー果汁(沖縄県製造)、ぶどう糖果糖液糖
      醸造酢、シークヮーサー酢(沖縄県製造)、
      シークヮーサー果汁(濃縮還元)、はちみつ、
      きび粉糖(沖縄県製造)、酸味料、甘味料(アセスルファムK)
・原料:沖縄県大宜味村(シークヮーサー)、沖縄県(さとうきび)
・内容量:1,000ml
・賞味期限:2021年4月19日
・保存方法:直射日光を避けて、常温で保存してください。
・使用方法:5倍にうすめ薄めてお飲みください。
・販売者:大宜味村農山漁村生活研究会
     沖縄県国頭郡大宜味村字根路銘1373

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です