宮崎県 白水舎乳業がつくった日本初、牛乳で甘酒をつくった「百白糀」は疲労度の軽減に

九州エリアマネージャーの中島真一さん推薦の白水舎乳業「百白糀」、さっそくいただいてみました。砂糖を使っていない発酵乳飲料、牛乳と米糀のみでつくられたプレーンと生姜タイプがあり、いずれもノンアルコールの甘酒です。

まずは、生乳、米糀、生姜でつくられた「百白糀 生姜」から。甘酒のイメージは、こうじの粒々が舌にのっかって、どろっとしたクセがあるのがですが、こちらはまったく違います。

粒々は分解され、さらさらで、甘酒というより濃くて甘くて、こうじの風味に生姜がほどよい牛乳の発酵飲料水。

次にプレーンを飲みましたが、これはあんぱんや羊羹のあんものと一緒に牛乳を味わったときのようなクリーミーな美味しさでした。

ノンアルコールの牛乳甘酒です。

原材料は牛乳と米糀だけ

「百白糀」は砂糖をつかっていません。しかし十分な甘さがあるのはこうじの発酵の力によるものです。お米のデンプンを糀の酵素によって発酵分解しブドウ糖となることで自然な甘さをひきだしているのです。

米が多くて水分が少ないと糖度はアップしますが、そのための米の裏ごしに時間がかかるそうです。その手間をおしまず、開発されました。

白水舎乳業の開発部、三浦正志さんに開発秘話を聞きました。


「宮崎では2010年口蹄疫という家畜の伝染病が流行し、牛、豚、合わせて29万7808頭もの命が失われました。

代表の都成謙三が、このままでは宮崎の家畜は無くなる。私達には何か出来ないか。これが百白糀開発の動機となりました。

まず、牛乳に合うこうじ用のお米を探しました。そこで宮崎の酒造好適米の『はなかぐら』と『山田錦』が最適と分かりました。次にそこからは発酵の力だけで自然な甘さをどう引き出すかがポイントでした。

古来の甘酒は水とこうじ、もしくは酒粕、砂糖、塩でつくりますが、百白糀は牛乳と米糀だけなんです。こうじと生乳を混ぜ合わせ、さらに発酵させますが、発酵の温度や時間などが変わると、そこで多少の苦味などが出てきますので、それがなくなる適切な調整時間が開発のポイントとなりました。試行錯誤を重ね段々と美味しくなっていき、こうして牛乳と糀から生まれた新しい発酵乳飲料が完成しました」

創業101年、白水舎乳業三代目の都成謙三さん。初代の仲二さんがカリフォルニアで酪農を学び、大正8年(1919年)に酪農をはじめました。「牛乳は命の白い水じゃ」と話していたことから社名が白水舎となり、初代から一貫して、生乳にこだわり、牛乳製造を行っています。

大自然あふれる宮崎平野の恵まれた自然環境。経験豊かな酪農家さんたちが育てた乳牛から搾乳した生乳が原料。

こうじのチカラで牛乳タンパク質を分解。遊離アミノ酸が豊富な飲料に。

遊離アミノ酸とは血液中や細胞などに蓄えられるアミノ酸。生体を維持するために極めて重要な役割があります。

「百白糀」は生乳のタンパク質をこうじの酵素が分解することによって、生乳時100mlが4.8mgに対し約100倍の479mgの遊離アミノ酸が含まれていることが宮崎県食品開発センター及び宮崎大学との共同研究でわかりました。

製造については、国内産原材料を用いて自社工場で製造。つまり安全・安心です。

また、ブドウ糖、各ビタミン、カルシュウム、食物繊維などさまざまな栄養素が含まれ、体に吸収されやすいので、仕事での疲労やスポーツ前後のエネルギー補給にも最適で、今までなかったような商品です。リモートでデスクワークの方々や受験生には、気分転換の飲み物にもなり、スポーツする人もフルーツと一緒にどうぞ!また、「百白糀」を入れて蒸しパンをつくる愛用者もいます。こちらもきっと美味しいんでしょうね。

「百白糀」は発売後50万本のセールスとヒット商品になりました。特に、40代〜60代の女性がコアなファンになり、「翌朝のお肌の調子がUP!」といった愛用者からの声も届いています。

百白糀(プレーン味4本・生姜味4本)の8本セット4,000円(税込)※配送料込み
(150ml/1本あたり)
ご購入はこちら

百白糀(プレーン味6本・生姜味6本)の12本セット5,400円(税込)※配送料込み
(150ml/1本あたり)
ご購入はこちら

原材料/百白糀:生乳、米糀、百白糀生姜:生乳、米糀、生姜

保存方法/要冷蔵10℃以下 冷蔵庫で保管して頂き、開封後は賞味期限にかかわらず、すぐにお飲みください。

有限会社白水舎乳業
宮崎市宮崎駅東3丁目2-15
https://hakusuisha.jp

地元人気のソフトクリーム専門店〈夢みるく〉も運営
会社ビルの一階にあります。

文:作並太郎(本名:松木直也)
1955年生まれ。宮城県仙台市出身。桑沢デザイン研究所卒。宮城大学大学院食
産業学研究科修士過程修了。(専門分野:食育)
1979年より平凡出版社(現・マガジンハウス)の雑誌編集者及びライターとし
て「ポパイ」「ブルータス」などに携わり、音楽や食の関係者のインタビュー
を行う。のち様々な企業誌の編集長を歴任。
90年代後半三國清三シェフとのフランス取材において、ジャック・ピュイゼ教
授(フランス味覚研究所創設者)の「食育メソッド」の提唱を知り、2000年よ
り三國シェフの子どもたちの食育活動をサポート。
現在、東京都市大学付属小学校での食育授業(4年生・年12回)の「ミクニレ
ッスン」は11年目を迎えた。
吉本興業の新宿本社農園で栽培しているイチゴやトウガラシで食育活動を実施
し、「新宿よしもと唐からし」を商品プロデュース。
著名人の伝記も手がけ、著書に「ミクニの奇跡」(新潮社)「加藤和彦ラスト
メッセージ」(文藝春秋)「アルファの伝説 音楽家村井邦彦の時代」(河出書
房新社)がある。

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