「日本人は年間79.1回、カレーを食べる」のは本当か?を考える。ゲスト:だいたひかる さん

あなたは、年間、何回ぐらいカレーを食べますか?

全日本カレー工業協同組合、及び日本缶詰びん詰レトルト食品協会が公表している統計によると、日本人は年間79.1回、カレーを食べているらしい。

これはカレー粉、カレールウ、そしてレトルトカレーの生産量から割り出し、外食でのカレーも含んだ数値なのだが、私は1年間に79食(約5日に1回)も食べていないし、日本人はいつからそんなにカレー好きになったのかとも思う。こういうときこそ、インド人もびっくりって使うんだろな。

年間79.1回は、本当かな?

どのくらい食べているか、いろんな人に聞いてみた。

3袋300円ぐらいのレトルトカレーは欠かさないけど、週一ぐらいかな。(仙台の先輩60代)

歯を矯正していて、カレーを食べすぎるとターメリックが着色するような気がするので一切食べない。(京都の女性30代)

カレーは暑くなるとカレー脳になって食べたくなるけど、ちょくちょく外食で食べていますけど、50回ぐらいじゃないか。(京都の女性50代)

カレーは見ると食べたくなるけど、家でつくるのは月1ぐらい。レトルトはあまり食べない。(鎌倉の知り合い女性50代)

カレーなら毎日食べてもいいです。数えたことはないけど毎週食べています。(静岡の後輩30代)

なんだかもの凄くカレーが食べたくなってきた。(今の私)

日々考える“今夜は何を食べようか?問題”におけるカレーの存在

本日も誰もが“今夜は何を食べようか問題”に明確な答えを出さなければなりません。私は夕方の5時頃、和食の部、中華の部、洋食の部の大枠のなかにラインナップされている料理が、回転寿司のテーブルにのっかったみたいに、回りはじめます。

昨夜はハンバーグだったから、今夜は和食にしようと、そうだ焼き魚の塩シャケがいいと、皮もいい感じに焼いて、茶漬けにもしちゃおうかなと、ホッケもいいな、でも、急にマカロニグラタン食べたくなったわ、などと迷いつつ決まっていきます。

しかし、「だめだ」と年に数回、何も決まらないときがあって、体の調子が悪いわけではなく、食欲はある。何か食べたい、でもそれが何か、浮かんでは消え、決まり手がないまま悶々としてしまう。

そんなときです。「カレーはどう?」「ほらゴロゴロとしたジャガイモがいっぱいのやつ、どう?福神漬けとらっきょうを忘れるなよ」「つくるのがめんどいなら、レトルトでもいいぞ、最近のレトルト凄いからね、500円ぐらいのいっちゃえば」と誰がささやくのかわかりませんが、このような助け舟があります。

この助け舟が「日本人は年間79.1回、カレーを食べる」に寄与しているのは、カレーはユーティリティプレーヤーで、どこを守らしてもレギュラーと遜色のない結果を出し、これまでの厚い信頼感があるからでしょう。
しかし、これだけでは弱い気がする。世の中にはもっと視野の広がる、誰もがポンと膝をたたくようなEasy to understand(わかりやすい)な例があるはずです。

これは、知り合いの京都の保育園の女性園長先生からのお話です。

「園児たちはカレー好きで、二週間に一度の割で給食にカレーライスを配食していたこともあります。みなさん喜んで食べますが、保護者から、その日はうちも夕食がカレーなんです、と何度か言われたことがあります」

給食にカレー、誰もがニンマリするというその歴史は今も脈々と続いているんですね。また高校、大学の学食で、カレーはキラーコンテンツ、いつもカレーにしているヤツがいました。

また、保育園の給食でカレーの機会が多いのは「うちは野菜嫌いな園児が多いので、春野菜カレー、夏野菜カレー、秋野菜カレー、冬はきのこカレーにすると、園児は野菜を残さないで食べるんです」(前出園長先生談)と、教育者からは食育の点でも重要な存在だったのです。

また、レトルトカレーを災害時の非常食で買い置きしている方々も多いし、さらに日本全国のカレー専門店は5,401軒(2013年タウンページ調べ)あるらしく、これに駅の立ち食いの蕎麦屋を含む蕎麦、うどん屋など(事業所は31,869 カ所、厚生労働省2016年調べ)にもカレーは置いてあるしここだけで相当な人たちが食べている。キャンプで定番的につくって食べているファミリーもいるし、これで『日本人は年間79.1回』も、少しはうなずけるのではなかろうか?

「まだまだ」という人のためにトドメを刺すと、レトルトカレーだけの専門のサイトの発表では、現在約2000種類のレトルトカレーが販売されているそうで年間の生産量は約15万トン、一食200グラムで換算すると7.7億食。つまりレトルトカレーだけで年間7〜8食、日本のみんなが食べていることになる。

また、ある専門サイトによると現在、日本全国でご当地カレーは約500種類ぐらいあるそうで、日本は47都道府県1718市町村(市 792 町 743 村 183)あるので、日本の1/3〜1/4の市町村がご当地カレーづくりに参加しており、つまり、ご当地カレーをお土産でいただいちゃってまだ食べていない、台所の棚で今か今かと出番を待っているレトルトカレーが、高齢者のタンス貯金のように「なぁ、俺たちの存在忘れんなよ」と、ドヤ顔しているのであった。

これで十分に「日本人は年間79.1回、カレーを食べる」というのを私なりに理解したのだが、それでは、随分引っ張ってしまいましたが、だいたひかるさんの登場です。

だいたひかる

ひとり芸日本一決定戦『R-1ぐらんぷり』初代チャンピオン(2002年)。
「私だけでしょうか?」の語りが印象深いのですが、お笑い芸人としてばかりではなく、現在、「日常の晩ご飯の準備」などを綴ったブログ(だいたひかるオフィシャルブログ)が人気です。

だいたさんからカレーにまつわる、主婦的な立場からのいろいろを伺いました。

だいたさんは、カレーはつくる派、買う派のどっち?

「私は、鶏ひき肉でほうれん草とニンニクでスープカレーっぽいのをよくつくっていたんですけど、無印良品のキーマカレーを初めて食べたときにレトルトでこんな美味しいのが290円で食べられるんだと、自分でつくるのがちょっと心折れました。うちは夫と食の好みが合わないんです。私はキーマカレーが食べたいけど夫はバターチキンカレーとか。それぞれ2種類つくる気にはなれないですね。そうすると私のなかでは、やっぱりカレーは買うものに変わりましたね」

では、レトルトのいい点は?

「いちいちカレー粉、ジャガイモ、ニンジン、肉を買って皮をむいて煮込んでっていう時間を考えるとレトルトだと温めるだけじゃないですか。だからご飯を炊いてサラダをつくればサマになるというか、文句も言われないというか、平均点以上を必ず出してくれるから、難しいことをしなくて楽できて、いい着地ができるんですよ。そういう意味で昼でも夜でも似合うのも助かるんですよね。そんなに高くもないじゃないですか。サラダとかフルーツにその分お金かけたいので、レトルトに頼ってサラダとかチーズとかにお金を回すというか。そういう食事のつくり方、自分も楽だし絶対失敗しないし」と高い評価なのであった。

つくる派の女性はどうか?

「これは旦那と結婚する前に、初めて家に呼んだときに、男の人がどんな料理で喜ぶのか2歳上の兄に聞いたら、カレーはせっかくいい肉を入れて贅沢でも“切って入れただけ感”がつきまとうということになって、“いいオンナ感”がないということになって、これがビーフシチューだと、つくり方はそんなに変わらないのにコトコト煮込んであっさりつくっても“いいオンナ感”があるんです。やっぱり男の人が求めているのは“いいオンナ感”ですよね。ビーフシチューにして正解(めでたくゴールイン)でした」

「福神漬け」と「らっきょう」、どっち派か

「福神漬け派ですね。本当は私はらっきょうが好きなんですけど、夫が食べられないんですよ。だから仕方なく福神漬けを出しているんですけど、私も漬物多い方がいいと思うんですけど、やっぱり塩っ気というか塩分が気になるので、夜に食べるのは控えてますね。らっきょうに関しては自分をころしています。夫がいない昼間とか残り物でよく雑炊つくるんですけどそこに糠漬けとらっきょうを必ず添えて食べています」

『山形牛カレー』『山形豚カレー』の魅力

さて、レトルトカレーは1000円を越すとかなりの高級品だが、1食250グラム1万5000円という「宮崎牛都城華礼(みやこのじょうカレー))というのがあって、これは今のところ日本一の値段。今回紹介する『山形牛カレー』・『山形豚カレー』は、4個詰合せ4,350円(税込・送料込)、6個詰合せ5,750円(税込・送料込)。これは内容からして決して高くはない。

株式会社山形県食肉公社の営業三部六次産業課、太田慎ノ介さんに『山形牛カレー』・『山形豚カレー』の魅力を伺いました。

太田慎ノ介さんは「山形のいも煮の味が染み込んだ残りもの(さといも、こんにゃく、にんじん、牛肉)にこのカレーを合わせると美味しいです」と教えてくださいました。ライスはもちろん山形のつや姫。

「大自然のなかで飼育される「山形県産黒毛和種」はストレスがあまりないんです。気候も寒暖差が大きく、それが肉質をきめが細かくし、独特の自然素材の自家配合飼料により特に脂質がまろやかなのが特徴です。鮮度を保ちながらスパイスの調和にこだわり加工しています。「山形豚カレー」の豚は山形県内陸部の豚の中から独自の基準に合格した「認定山形豚」を使用しています。何度も試作して10年前から販売が始まりましたが、おかげさまでこれまで山形牛・豚カレー累計で約17万食のロングセラーになっています」

だいたさん、山形のレトルトカレーで1食

「私はカレーに必ずゆで卵を入れます。縦長に切って入れます。置くのは端ですね。ルーとご飯の間にぽんぽんて置きますね。ゆで卵はブローチみたいに添えてある感じです。ルーを絡めようが単体で食べようがご自由にっていうスタンスですね」

盛り合わせ:エビフライとトマト・キャベツのサラダ
ドレッシング:シーザードレッシング

「『山形牛カレー』『山形豚カレー』どちらもレベルが高くて、
 だからカレーをつくる気が無くなる…
 こえられない美味しさで!!
 今後も企業努力に頼ろうと思ったのと、
 山形に行ったらお土産にしたいと思う品でした!」

私の一食。
私は『山形牛カレー』で、たまごはオムライス的にして、福神漬け、らっきょう、そして山形の漬物のおみ漬けを少々。やっぱり肉がとろっとして、これは自分ではつくれない。これだけでもおすすめします。

最後に日本では福神漬け派、らっきょう派どちらが多いのでしょうか?
Jタウン研究所都道府県別のアンケート調査(総投票数652票)によると、「福神漬け」759票(67.5%)「らっきょう」が212票(32.5%)。福神漬け派の勝ちなのだが、でもだいたさんみたいに、らっきょうに関しては自分をころしています。というご婦人も多いのでは。“いいオンナ感”ないもんね。
「私は、どっちも食べるわ」という声聞こえています。うまいよね、ラッキョ。

(商品スペック)

総称山形牛カレー・認定山形豚カレー詰合せセット(4個入り) 
4,350円(税込・送料込)

■内容量:山形牛カレー・山形豚カレー×各2個(計4個)入り
ご購入はこちら

総称山形牛カレー・認定山形豚カレー詰合せセット(6個入り) 
5,750円(税込・送料込)

■内容量:山形牛カレー・山形豚カレー×各3個(計6個)入り
ご購入はこちら

■原材料
・山形牛カレー:牛肉(山形牛・山形県産)、炒めたまねぎ、なたね、油、カレールウ、小麦粉、ミルポワペースト、砂糖、ビーフ風味調味料、カレー粉、たん白加水分解物、トマトペースト、ウスターソース、還元水あめ、にんにく、おろししょうが、食塩、チーズパウダー、香辛料/増粘剤(加工デンプン)、カラメル色素、調味料(アミノ酸等)、酸味料、(一部に乳成分・小麦・牛肉・大豆・鶏肉・豚肉を含む)
・山形豚カレー:豚肉(山形豚・山形県産)、炒めたまねぎ、なたね、油、ブラウンルウ、バナナピューレー、カレー粉、チキン風味調味料、砂糖、ワイン、ミルポワ、ペースト、チーズパウダー、食塩、ビーフエキス、調味料、でん粉、おろししょうが、にんにく、香辛料、酵母エキスパウダー、(一部に乳成分・小麦・牛肉・鶏肉・バナナ・豚肉を含む)

■保存方法
・常温保存
 ※温めた後の製品は、熱くなっておりますので、取り扱い時にやけどをしないようご注意下さい。開封時に手を切らないようご注意ください。開封後はお早めにお召し上がりください。

■販売元:株式会社山形県食肉公社
山形県山形市大字中野字的場936番地
https://www.ysyokuniku.jp

文:作並太郎(本名:松木直也)
1955年生まれ。宮城県仙台市出身。桑沢デザイン研究所卒。宮城大学大学院食
産業学研究科修士過程修了。(専門分野:食育)
1979年より平凡出版社(現・マガジンハウス)の雑誌編集者及びライターとし
て「ポパイ」「ブルータス」などに携わり、音楽や食の関係者のインタビュー
を行う。のち様々な企業誌の編集長を歴任。
90年代後半三國清三シェフとのフランス取材において、ジャック・ピュイゼ教
授(フランス味覚研究所創設者)の「食育メソッド」の提唱を知り、2000年よ
り三國シェフの子どもたちの食育活動をサポート。
現在、東京都市大学付属小学校での食育授業(4年生・年12回)の「ミクニレ
ッスン」は11年目を迎えた。
吉本興業の新宿本社農園で栽培しているイチゴやトウガラシで食育活動を実施
し、「新宿よしもと唐からし」を商品プロデュース。
著名人の伝記も手がけ、著書に「ミクニの奇跡」(新潮社)「加藤和彦ラスト
メッセージ」(文藝春秋)「アルファの伝説 音楽家村井邦彦の時代」(河出書
房新社)がある。

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